ご挨拶

第40回日本腹部放射線学会
会長 小林 聡
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 放射線科学

第40回日本腹部放射線学会を、2027年6月4日(金)~6日(日)の3日間、石川県金沢市の金沢市文化ホールにて開催させていただきます。

本会は、画像所見とそれを形成する病理像との対比検討に重点を置き、希少症例や特徴的な画像所見を呈する例、診断に苦慮する例など、多様な症例の画像所見の成り立ちを病理コメンテーターの先生方の助けを借りて解明し、その知見を参加者全員で共有する稀有な学会です。画像診断医の教育・研鑚・実力アップに直結する、大変有益な場であると考えております。

今回の第40回開催にあたりましては、これまでとは異なる2つの大きな特色がございます。

ひとつは、40年の歴史の中で、国際学会との併催ではない単独開催としては初めて「3日間開催」とした点です。
近年の課題として、本会の最大の強みである「単一会場でGI・GUを専門とする先生方が一堂に会し、活発なディスカッションを通じて新たな知見を共有する」というスタイルを堅持しながら、実りある討論の時間を十分に確保することが難しくなっていた感がございます。
現状を打破する試みとして、金沢開催が決まりました際に理事会の先生方にご相談し、今回の開催を試験的に3日間開催とすることをお認めいただきました。
初日(金曜日)の開会は午前10〜11時前後、最終日(日曜日)の閉会は14〜15時前後を予定しており、各セッション間に比較的ゆとりを持たせたプログラム構成とする計画です。

もうひとつの特色は、会期中に金沢市内最大のお祭りである「金沢百万石まつり」が開催される点です。特に土曜日の夕方には、祭りの最大の目玉である「百万石行列」や前田利家公の「入城祝祭」が行われるほか、期間中は薪能や大規模な茶会なども催されます。学会で研鑽を積まれた後は、お祭りのイベントにも足をお運びいただき、普段とは一味違う金沢の魅力をお楽しみいただければ幸いです。

本会が金沢市で開催されるのは、1995年(松井修先生)、2016年(蒲田敏文先生)に続き、約10年ぶり3回目となります。全国から腹部画像診断に情熱を注ぐ皆様にご参加いただき、日中は熱のこもったディスカッションを交わしていただくとともに、夕方以降は日頃の激務の疲れを癒やし、初夏の金沢を満喫していただけましたら幸いです。

皆様のご参加を心からお待ちいたします。