第37回日本腹部放射線学会開催のごあいさつ

会長:新本弘

 第37回日本腹部放射線学会を2024年6月14日(金)と15日(土)の両日、埼玉県川越市のウエスタ川越にて開催させていただきます。伝統ある本会を主催させていただき、たいへん光栄に存じます。

 ご存知のように、本学会は症例ごとに画像所見と病理所見を詳細に対比、検討していくことに、その最大の特徴があります。近年AIなど画像診断を取りまく環境は急速に変化を遂げておりますが、画像診断の根底が画像病理対比であることに異を唱える人はいないと思います。腹部、骨盤領域の画像診断の臨床、最近のトピックスに関して、最も勉強になり、その真髄に迫れるのが本学会であると感じております。今回もそのような一般演題と質疑応答、エキスパートの先生方による基調講演、セミナーを楽しみにしていただきたいと思います。

 川越は古くから交通の要衝、城下町として栄えた地方都市であり、「小江戸」と称されるレトロな町並みで、最近はマスコミなどでも特集されることが多く、皆様もよくご存知のことと思います。「蔵造りの町並み」、「時の鐘」、「菓子屋横丁」といった観光スポットも、会場から徒歩圏内にあります(ちょっとだけ歩きますが)。この機会にぜひ古き良き川越の町を散策し、リフレッシュして、明日からの診療の新たな活力を得ていただきたいと思います。

 川越駅は新幹線の大宮駅から約20分、東京駅からも1時間程で、会場は川越駅から徒歩3分の利便性のいい場所にあります。タイムスリップしてしまったかのような蔵造りの建物が立ち並ぶ川越で、楽しく学んで、遊んでいただければと思います。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。

第37回日本腹部放射線学会
会長 新本 弘
防衛医科大学校 放射線医学講座